1. 塗料配合のデジタル化(自社ソフト開発)
ウレタン樹脂等の二液性塗料では、①主剤 ②硬化剤 ③溶剤の三種類を混合させ塗料をつくります。また、塗料は気温や湿度に大きく影響を受け、塗装した際に色彩のみならず光沢や塗膜の肌感が変化します。このため、ヒバラコーポレーションでは塗装後の品質を安定・維持するため、気温・湿度に応じた塗料配合比をデジタル化しております。これにより作業環境や作業者に依存することなく、最適な塗料配合で塗装を行うことができます。
2. 最適な塗装工程の仕様選定
塗装した製品を使用する環境で塗膜の経年劣化の進行も大きく異なってきます。塗装前の表面処理から下塗り、中塗り、上塗り塗装の作業手法、使用塗料の組み合わせにより最適な塗装仕様をご提案しております。この裏付けとして、ヒバラコーポレーションでは防錆管理士の有資格者が塗装工程を設計し管理しております。
3. 塗装技能士による作業
塗装技能のレベルアップを図るため、若手が国家検定を受験し毎年塗装技能士が誕生しています。二級合格者は更に上を目指して一級塗装技能士の試験にチャレンジしていきます。これにより数多くの塗装技能士資格取得者が在籍し、そのメンバーが塗装作業を行うことで、常に安定した品質の製品をお客様に提供することができております。
4. 社内教育によるスキルアップ
塗装工程はパーカーライジング処理、カチオン電着処理、パテ付け・研磨処理、コーキング・マスキング処理、下塗り・中塗り・上塗り塗装、仕上げ補修処理等、様々な工程があります。この一連の作業を経験・理解することで塗装技術が身につきます。自分が各工程をどの程度経験し、理解しているのか社内で学科・実技の試験を行います。その結果をデータ化して弱点を分析し、更に経験値を上げていくことで技術と技能を高めております。